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「勉強をがんばる」
なんて書いたりする。これは、言ってみれば目標以前の段階だ。勉強するほうに方向性が向いていることは評価すべきだが、これではあまりにも漠然としすぎていて、何も言っていないのと変わらない。
これも態度としては立派に見えるが、そもそも不可能だ。遊んでいて勉強しないなら論外だが、親類の葬儀などがあれば一発で破綻する類の目標は現実的ではない。
そこで、精緻化が必要になる。これには二つの軸がある。「何を」「どれくらい」がんばるのかを考えさせるのだ。
「数学の文章問題を、1問最低10分考える」
これでだいぶ目標らしくなる。重要なのは、「今の自分は目標を達成しているか?」という問いに答える方法論が得られる点だ。
さらにこれを拡張して、期限を設けるともっといい。
このようになる。
と、言うのは簡単だが、恐らく子どもたちはこうした目標を書きたがらない。これは言質を取られるに等しいからだ。書いたが最後、
「○○って目標に決めたよね? 今のあなたは○○だよね? どうするの?」
という大人たちからの矢の催促が待っている。
一つの処方箋としては、「実現可能な目標になるよう設定する」ということになる。しかしこれは、「確実に実現できるように目標を低くする」という副作用が頭痛の種だ。
あるいは、目標を分解してスモール・ゴールとする。たとえば、「次の中間で英単語を全問正解する」「その次の期末ではさらに並べ替えも全問正解する」といった具合に段階を上げていく。これなら無理がないが、目標設定や評価も時間コストを消費するので、バランスが問題となる。