木っ端微塵

wushi Broken into fragments.

2006-08-22

習作:羊はまだそこにいるか? 05:59 はてなブックマーク - 習作:羊はまだそこにいるか? - 木っ端微塵

帰属意識という事を時々考えます。

生まれたばかりのコミュニティでは、ほぼ全員がお互いを知っています。そこではメンバー同士の直接対話がコミュニケーションの中心で、メンバーは相手が自分を知っているという一対一の関係で自分がそこにいる事を意識します。

コミュニティが大きくなるにつれて直接的な知り合いではないメンバーが増え、それまでは一対一の対話だったものが一人から複数のメンバーに向けて発信するという形に変わっていきます。この段階では自分が発信したものに対してメンバーの誰かから反応があったり、他のメンバーが発信したものを自分に向けられたものだと感じる事で、そのコミュニティに所属しているという意識を持つ事ができます。

この状態が暫らく続くと、発信したものにメンバーから特に反応が無くても、また他のメンバーに反応しなくても、自分はそのコミュニティにいるんだという感覚が生まれてきます。例えて言うと、自分の頭の中に何か動物がいて、その動物が他のメンバーの頭の中にもいるなぁ、と何となく信じているような、そんな感覚です。私の場合は羊でした。

それぞれのメンバーの中に思い思いの形でそれはいて、ある時にいなくなってしまいます。メンバーが増えすぎてしまったとか、自分が発信したものへの反応がなくなってしまったとか、理由や時期は人それぞれだと思いますが、みんなの中からそれがいなくなってしまった時に、コミュニティは終わるのだと思います。

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