木っ端微塵

wushi Broken into fragments.

2006-07-21

[][][]問われるのはCGMよりもCCM/CAMのあり方 20:49 はてなブックマーク - 問われるのはCGMよりもCCM/CAMのあり方 - 木っ端微塵

以前からYouTubeCGMと呼ぶ事に違和感を感じています。


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http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1574


こういう状況を見る限り、YouTubeの、少なくとも日本での利用のされ方をCGM:Consumer Generated Mediaと呼ぶのは、言い過ぎじゃないかと思っています。せいぜいConsumer Cheered Media、もしくはConsumer Advertised Mediaが適切な表現なのではないかと。

今話題になっている著作権の話も、Consumerが真にGenerateしたMediaよりも(ほぼすべてが権利者に無断で)AdvertiseされているMediaが対象であると考えると、論点がすっきりします。"Advertise"される事でコンテンツの露出度が上がって購入される=権利者に利益をもたらす機会が増えるんだよ、というのが利用者の主張で、いやそれ"Advertise"じゃなくてillegal saleでしょ、それで普及したらコンテンツが購入される=権利者に利益をもたらす機会が減るんだよ、というのが権利者の主張です。


で、利用者の中にはまだ見ぬ弱小優良コンテンツへの期待からCAMを支持する人と、マスコンテンツに金なんか払いたくなくてCAMを支持する人がいて、意見微妙に違います。

今の時点では、コンテンツに金を払いたくない人が理論武装のために弱小優良コンテンツへの期待を論拠にしているなぁ、といった印象を持っています。これはあくまで個人的な印象。

さらに権利者の方は自分のコンテンツに価値を見出して欲しくてCAMを支持する人と、コンテンツ無料でsaleされる事で損害を受けたくなくて(言い方を変えると、あらゆるcopyおよびrefferからお金を取りたくて)CAMを支持する人に分かれる……はず。

ここで「はず」と言っているのは、権利者側でCAMを支持する意見がなかなか見えて来ないためです*1ウェブで見る限り、今の権利者側の姿勢は「CAMは不正販売(無許可かつ不当に安価)だからNG」というのが大勢だと思います。


じゃあこれから何が始まるかというと、お互いの大勢同士の主張のすり合わせになっていくでしょう。主な論点は「CAMで流通するコンテンツ制作者が、コンテンツ利用者からお金を取れるか」で、これは大別すると

  1. コンテンツ利用者から制作者に支払われるお金適正価格はいくらか
  2. コンテンツ利用者から制作者にお金を支払う仕組みをどう作るか
  3. CAMでの宣伝を許可する(そして拒否する)権利がコンテンツ製作者にあるかどうか

に分かれます。

極論で言うと、利用者側の「コンテンツ利用は無料が良い」「支払いの仕組みなど不要」「ウェブ上での宣伝を制限する権利は権利者には無い」という考えと、制作者側の「コンテンツにはパッケージ製品と同程度の課金がしたい」「支払いの仕組みは欲しい(そのコストは出したくない)」「制作者にはすべてのコピーを管理する権利がある」という考えの綱引きです。

実際にはコンテンツの利用形態(素材利用か、部分利用か、全部流用か)によって上記の各項目の線引きの位置が異なってくるのでしょう。


分類だけで特に主張は無いのですが、最近読んだ中で面白い、というか比較的議論が前に進みそうなお話が2つあったので、ご紹介して終わりたいと思います。

http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1584

404 Blog Not Found:copyでないright、著作でない権利

*1:マスコンテンツ制作者は所謂権利者団体に所属しているが故に自由な意見が言えないのではないかと思っています。

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