行乞記

頭の中に鉢を持って知識を乞う
/プログラミングサイド
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2012-01-12

[]まとめブログ関係に関する印象の話 05:32

色んなところで話題になっている例の焦土作戦の奴なんだけど、一時期までは2ちゃんねるの事件をまとめるのは「○○研究」といったようなサイトだったことを思い出す。主流であったログを切り貼りするというスタイルではなく、何かの事件を取り上げて一つのコラムを書くといったスタイルであり、ネットの痛い奴を見つけるならばネットwatch板という時期だったと思う。「ラウンジ」という板がまだ表にあり、AAといえば「モナー」であった時代。

そういう懐古厨から思うことと言えば、いわゆる「まとめブログ」というのがこれほどまでに流行ってしまった理由というのは、恐らくはそれこそ刺身にタンポポを載せるような、2ちゃんねるの事件をまとめるさいにシステマティックにしてしまった部分にあると思う。まとめブログを読んでいていつも思うのは、周辺事情の補則というのがよくわからないという点に尽きていた。それはログをまとめるという行為をシステマティックにしたことに伴う犠牲なんだな、とも思う。というのも、システマティックにすることというのは、そのログが持つ文脈に対して疎くても、それなりに誰にも扱えるというようにする、ということだろう。(そして、それは、個人的にはその行為は「まとめ」という行為からは遠いようにも思われる)

「○○研究」が目立たない理由の一つとしては、恐らくは、その記事を書く労力と、コラムを書いたとしてそれを面白いと思うかのリターンが少ないという点にあったように思う。ならば、盛り上がっているログをまとめたほうが、「まとめ」と「面白さのリターン」という点では分がよいようには感じる。また、一度何かしらの事件にコミットするならば、それをずっと追いかけるという義務みたいなものは発生するし、自分が間違った記事を書いたならば修正するという義務が生まれる。「速報」という名前を名乗るならば、あくまでも「速報」である以上、コミット云々は別として、「こういうログが盛り上がっていたから取り上げましたよ」という顔はできる。恐らくはそういうことなのだろう。

あと、この件を、あまり「アフィリエイトで儲けて云々の僻み乙」という言い分にしたくないのは、それは単純に言ってしまえば、それは単純に「まとめブログのやつらはウザい」という雰囲気というか、空気みたいなのは何処かあったと思う。それは「儲け」という点だけではなく、端的に言ってしまえば、例えば「間違ったログを取り上げたりしても修正はしない」とか、「やたら煽ってくる」とか、あるいは「弱小サイトは媚びないと潰される」とかいったような、そういう雰囲気の問題だろう。上記がどれだけ事実かはわからないが、少なくとも「まとめブログが一番のマスゴミである」みたいな共感の土壌というのは随分できていたようには思う。

ステルスマーケティングの略ステマ、つまり「それが広告であることを気がつかせずに、印象操作を行い、商品に対してプラスのイメージを与える」というのにしては、上記のような悪印象があったとしても、それは印象でしかなかったが、印象に対して事実というのが加わった瞬間に自分の嫌悪感が正しかったというのを与えてしまったように思う。ただ、補足しておけなければならないのは、自分たちが面白いと感じなければ、それは常に「何か操作されているのではないか?」という感じになると思う。自分はここ最近だと「お笑い芸人板」をちょくちょく読んでいたが、ある芸人がブームになるのに対して「ゴリ押し」というのが連呼されていた。それは恐らく半分は正しく、半分は間違っている。

彼らにしろ、他の色々な瑣末事情を考えるに、多くの商人的な行為というのは、裏でなにをやっているかはともかく、「フェアネスである」ということか、あるいは「客があっての私たちです」というフリをしておかなければならないというのはあって(あくまでもフリ)、それは「自分がいいものを買った」という確信が、それを消費する上において重要だからだとも思う。それは社会的な云々と照らし合わせてそうだろう。

ここ最近、ネット炎上話というのは、犯罪告白であったとは思うものの、それに加えて地味に広告関係も炎上していることを考えると面白いなーとは思う。広告が嫌われる理由というのは、「フェアネスが損なわれる」という嫌悪感にあるとは思うので、色々と難しいところだなあとは思う。

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