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2009-09-27

リアルとバーチャルに関する覚書 12:04 リアルとバーチャルに関する覚書 - いつか作ります を含むブックマーク はてなブックマーク - リアルとバーチャルに関する覚書 - いつか作ります リアルとバーチャルに関する覚書 - いつか作ります のブックマークコメント

世界を作ってはいけない

メタバースを作るにあたり、新たに仮想世界をひとつ作ると、現実世界のメタファーとして情報空間を扱うメリットが半分くらい減殺される。既存の世界に相乗りする形でメタバースを作ったほうが、現実世界での地理感覚を情報空間にそのまま持ち込めるので、情報処理的に有利。

秋葉原、渋谷、新宿を模した仮想空間を持つメタバースで、エリア間移動をするためには特定の地点に行かなければ行けないのだが、その地点を貴方は知らない。さて、first guessとしてまずどこに行く?───勿論、「駅」である。

比喩というのは、例える先の事象を既に良く知っている場合にのみ意味がある。「まるでQueenのような」という比喩はQueenを知らないものには意味を持たない。

仮想空間の現実空間化

空間情報に絡むAR技術というのは、ゲーム内空間で実現されているインターフェイスを現実空間に持ち込む事にほぼ等しい。GoogleMapをiPhoneで開きっぱなしにする、というのはゲームでいうミニマップの現実化に過ぎない。

ゲームでは武器屋などのランドマークがマップ上に専用のアイコンで表示されるなんていうのは常識に近い(マップ上だけでなく、メイン画面(視界)上に「エアタグ」で建築物の情報が出るなんていうのも常識だ)。

自分にとって意味のある地点(ギルドハウスや、次のクエスト目的地)だけが強調表示されるようなパーソナライズの側面もある。

米軍が効率重視で開発した兵士用HUDはまんまFPSであるゲーム(残弾数や、周囲の地図と味方/既知の敵の位置、自分の「残HP」までが視界上に投影される)。皮肉な事に最近のFPSはHUDを持たず、例えば残弾数を知るにはゲーム画面内の銃を見なければいけない、のように、リアルのインターフェイスを採用していたりするのだが。

ネットゲームでは、キャラの顔の上に名前やLv、所属ギルドなんかが浮かんでいるのはごくごく常識的なインターフェイスだ。そのうち、現実空間の人間の頭の上にも名前や所属が浮かぶようになる。

現実空間の仮想空間化

位置ゲーが流行っている。ジオキャッシングなんてものも、iPhoneの登場でゲーム性が加速している。従来ゲーム内空間でやっていた事と同じ事を、リアル空間で行なわせる、というエンターテインメントが確立しつつある。体を動かすのは楽しいし、体を動かさせるのは儲かる。タンジブルビットの世界。バーチャルにリアルを取り込むのではなく、リアルにバーチャルを取り込む流れも加速する。

空いている土地

http://labs.smartnetwork.co.jp/dqmap/dq3/

この辺とか土地余ってますよ。

月面のGoogle Mapがあるのにヴァナ・ディールのGoogle Mapがないのは何故なんだろうね。小国の首都並の人口がいるのだから、もう少し地図を整備すべきだと思うのだが。少なくとも月面に住んでいる人よりもヴァナに住んでいる人の方が多いだろう。

リアルを侵食するバーチャル

サーバーが不具合を出したとかでケータイメールで会社まで呼び出される、なんてのは良く聞く話。じゃあ、別にギルドの本拠が攻め落とされそうだからという理由でゲーム世界に人をケータイメールで呼び出したっていいだろう。

ゲーム中にSkypeで同僚から呼び出される事があるのだとしたら、仕事中にMSNメッセンジャーでギルドメンバーから呼び出される事があったっていいだろう。

ゲームを起動していない状態でも常にゲームは進行中で、たまにこちらが様子を見に行くゲームというのは結構多い。トラビアンだってそうだし、mixiアプリとかで流行っている。要はプル型のゲーム情報配信だ。地価いうちにプッシュ型も一般的になり、ゲームの側から呼び出しがかかるようになる。凛子から突然のデートのお誘いでリアルの用事をキャンセルする奴が出てくる。

別に新しくもなく、「たまごっち」が10年以上前に既に拓いている道ではあるのだが。

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