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2008-07-19

何故アフリカ人は子供をバカスカ作るのか 02:18 何故アフリカ人は子供をバカスカ作るのか - いつか作ります を含むブックマーク はてなブックマーク - 何故アフリカ人は子供をバカスカ作るのか - いつか作ります 何故アフリカ人は子供をバカスカ作るのか - いつか作ります のブックマークコメント

>1の記事と趣旨は違う話だが。「なんでアフリカ人って貧乏なのに子供つくりまくるの?馬鹿なの?」への答え。

問題

ある貧困国家に、ひとつの家族を考える。労働力として、2人の子供がいれば生計が立つとしよう。しかし、子どもは50%の確率で労働できる歳まで育つ前に死ぬとする。

子どもが多いと生活は苦しくなるが、労働力が不足すると自分が死んでしまう。

さて、この状況下で、何人の子どもを作るか?

「期待値」の罠

恐らく4人、と答える人が大半だろう。4人生むとき、生き残りの期待値が2人だからだ。しかしここには罠がある。

この条件下で4人の子どもを作った時、生き残る子どもの数と、その確率は以下のようになる。

生存数0人1人2人3人4人
確率1/164/166/164/161/16

31%もの確率で生存数が2人を下回り、あなたは死ぬ。

さて、再度聞こう。68%強の確率に文字通り自分の生命を賭けるか、少々生活が苦しくなってももう少し子どもを生んで安全策を取るか、あなたはどちらを選ぶだろうか?

どれだけ生めばいい?

この状況下で、9割の確率で生きようと思ったら、5人の子どもを生む必要がある。4人生む場合に人口は均衡するので、5人生めば全体として人口は上昇することになる。

この「安全圏」と「期待値」の差が、貧困国における人口爆発の要因である。

ちなみに、この2数の差、つまり人口爆発の速度は、死亡率が高ければ高いほど大きくなる。貧困国で実際どの程度の確率で子どもが死ぬのかは、せっかくなので自分で調べるとよいだろう。ひとつだけ言っておくと、50%なんて生易しい数字では、勿論ない。*1

参考資料

貧困の終焉―2025年までに世界を変える

貧困の終焉―2025年までに世界を変える

知ったような口を利いているが、自分はこの本を読むまではこんな事を考えもしなかった。「他に娯楽が無いからセックスしまくるんだろうなぁ」とか「コンドーム使う習慣ないんだろうなぁ」とか考えてた。

この本、よくある貧困対策系の本のように道徳がどうとか理想がどうという論旨展開をしない。数字に裏打ちされた確かな論理で貧困問題とその対策を語ってくれる。

以前も書いたと思うが、世界でも屈指の恵まれた国の国民として、読んでおくべき一冊。

*1:確率と割合は本当はごっちゃに扱ってはいけない概念なのだが、面倒だし論旨に影響は無いので適当。

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