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2009-05-13
■ [book][予]「いじめの構造」よりも「水からの伝言」?

まだ半分くらいまでしか読んでいないので的外れなことかもしれないけど、この本を読みつつ思いついたことを書く。用語は不正確だし内容的にも間違っているかもなんで気づき次第適宜書き直す。
学校みたいな閉鎖的なところに「みんな仲良く」「みんなベタベタ」を強制されて集団で押し込まれて、学校外の社会の倫理などが通じない「独特の秩序を持った社会」ができあがると色々と凄惨ないじめが起きてしまいますよ簡単に人が死んでもその社会の中にいつ人はケロリとしていますよ、という考え方があると。
子供がそういった社会に押し込められている、というのは理解できるんだけど、もしも、教員や保護者もそういう「独特の秩序を持った社会」に取り込まれているとしたらどうだろうか、なんてことを読んでいる途中で思った。
学校の仕組みを解体すれば、そこまでいかなくても仕組みを変えればいじめ問題が減るんじゃないの?という物言いに対して、過剰なまでに拒絶反応を示す教員*1をたまに見かけるけど、そういう人から見ると、仕組みをいじろうとする人が「自分たちが生きている独特の社会やその秩序」に対する「侵入者」に見えるのかもしれない。
この本の冒頭に「人を殺した現実感が希薄になっている」と中学生に向けて話す外部の大人に対して、「挑戦的な表情で、上目づかいににらんでいる」中学生*2たちのエピソードが出てきたけど、それと同じく、学校の仕組みを変えてみれば?という考え方に対して「挑戦的な表情で、上目づかいににらんでいる」教員や保護者もいるのかもな、と。
で、そういう人たちにとってこの本は、内容の妥当性云々以前にもう見るのもイヤだレベルの拒絶反応を引き起こすのかもしれないなと妄想した。もしかしたら学校における児童(生徒)管理ツールとして参考になるかもしれないのに。
「水からの伝言」を学校の授業で使っちゃう要因*3、ってのはこんなところにもあるのかも。だってあのポエムは「自分たちの」「正しい」「社会」「秩序」を侵害しないからね。
最後まで読めばまた違うことを思うかもしれない。最後まで読んだらあらためて考えたことを書いてみたい。
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