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2007-12-20

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ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

 世界がこれからどんどん変わっていく。で、そんな世界でどう生きようか?ということを考えるための本である。なかなか読ませる本だったし、我が身を振り返っても、色々と考えるヒントをくれるいい本だと思った。で、そのことについては後で別エントリで書こうと思う。

 今回は、この本を読んで気になったことを書く。

 まず、この本はどんな人に向けて書かれた本か。

世界が豊かになりモノが溢れ、先進国の「中の下」あるいは「下の上」よりも上の生活から「生存の危機」が現実的に消えた。

 つまり、「生存の危機」が現実的に消えている人、あるいは当面は「生存の危機」が無い人向けの本なのである。この本を読むときはそれを認識しておいたほうがいい。

 梅田氏は、現在日本社会の中枢にいる人が想像力を欠いていることについて、

「大組織を離れる」イコール「路頭に迷う」「人生のレールを外れる」みたいな極端な表現をカジュアルに口にし、それがあたかも真実であるかのような錯覚を人々に与える。じっさい彼らの大半は「目の前にあるすべきことに情熱を注ぐこと」ができた人であり、そうでない人への想像力を欠いているのだ。「好きを貫いて生きていけるほど、世の中、甘いもんじゃない」という大人の言葉は、日本社会の中枢にいる人々の傾向と表裏一体をなすものである。

と述べている。ところが、梅田氏自身が別の部分での「想像力を欠いている」のだ。

「自助の精神」について語ると、それだけで日本では強い反発がある。「強者の論理」でいけないと言う人がいるのである。

社会をどうこうとか考える前に、現実問題として個がしたたかに生きのびられなければ何も始まらないのではないか

 社会の構造的に「自助の精神」でもどうにもならない人が目につくようになってきた。日々の糧を確保するのが精一杯で消耗しきってしまう人たちだ。そしてそういう人は今後もどんどん増え続ける、社会構造的に。「現実問題として個がしたたかに生きのび」るためには「社会をどうこう」しないとどうにもならない人たちがこれからどんどん出てくる。

 ただ、梅田氏がそういう方面での「想像力を欠いている」ことについて、私はあまり梅田氏を責める気はない(というか責めることはできない)。だってこの本は「生存の危機」が現実的に消えている人向けの本なのだから。

 また、「自助の精神」に対する反発についてだが、これは別に梅田氏の意見生き方そのものが反発を受けているわけではないと思う。ただ、梅田氏の意見は、例えば経団連のお偉方や人を使い捨てにして大儲けしている人材派遣会社社長とかにとって恣意的に利用し易いのだ。というかもしも自分がそういうお偉方の立場だったら、梅田氏の言う「自助の精神」を徹底的に利用するだろう。

 時代は確かに変わっている。「知の高速道路」を利用して「好きをつらぬく」という生き方がかなり多くの人にとって可能になってきた。だがもう一方では「自助の精神」以前の問題として「生存の危機」にさらされる人も増えていく。そこまで踏まえた上での「新時代の生き方」をどうするか、を考え体系づける言説が出てきてもいいと思う(既にあるかもしれない)。梅田氏はそういうことには興味を持たないだろうし、優先順位を割り振ることも自身のリソースをつぎ込むこともないだろうと思うので、そこは本のネタとして狙い所ではないだろうか。

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