2011-03-04
■ 氣志團がSWCに怒られた/代替案:怒られないで済みそうな服装

SSっぽい服の着用がよくなかったらしい。
産経の記事には問題になっている衣装は載ってないけれども、
Jewish Group Protests SS-like Uniforms of Japanese Rock Band | Japan Probe
まあどう考えても親衛隊風だよね。大戦中のドイツで、「徴兵逃れの臆病者」の象徴として嘲笑された一般親衛隊みたいな服を着るのはどうなんだろう。
これ以上SWCに嫌われたり怒られないために、ずれた対策を検討します。
- 帝国陸軍
- ドリフターズ、ビートたけしなどで運用実績アリ。
- そもそも日本人ならナチではなく皇軍の制服を着て水漬き草生しアラカン山脈やジャングルに肥料をまくべきである。
- 黒の肋骨服なんか御洒落でよいのでは
- 連合国
- ホロコーストに関与していないし、収容所を解放している
- 米陸軍第100歩兵大隊ないしは第442連隊なら日系人部隊だし、収容所を解放しているから安全。
- 赤軍
- PVでタンクデサント中の兵士が転落、後続車両に踏みつぶされるシーンが続出
- ホロコーストに関与していないし、収容所を解放している
- ドイツ帝国
- ピッケルハウベ被ってWW1のドイツ
- 全員が胸ポケットにリルケの詩集を入れて楽器をたしなむ「東部ドイツのユンカーども」(ルーズヴェルト)のバンド
- 「ベルギーは廊下」の舌禍事件で解散
- ピッケルハウベ被ってWW1のドイツ
- どうしても第三帝国?
- シュタウフェンベルク伯
- メンバーの一部に赤軍、米軍コスプレを入れる。SS(SS風)は捕虜。
- 「とっとと歩け!ナチ野郎」
- "Nein,nein, Ich bin kein Nazi! Ich bin kein Nazi!"
- 「こいつなんて言ってるんだ?」
- 「俺はナチじゃないってさ」
- 「ドイツ本国に近づくほどナチが減りやがる。ナチじゃねえSSがいるかよ。歩け、この豚野郎!」
何をやっても文句は出るし、抗議も来る。公権力の行使によって人を委縮させるのと、抗議するというのをいっしょくたにすると議論が拡散するし、残念な人に見える。SWCの抗議を「言論弾圧」と言っている幸せな人は、クリスタルナハトな目にあえばいいと思う。
抗議をすること、受け入れること、弁明すること、反論すること。どれも自由な個人および個人の集団の行為であって、この社会が自由な言論活動を認めている証左である。表現の自由を持ち出すのはナイーブすぎるというかバカじゃないのか。
2011-02-28
■ 言ったらすっきりしそうだけど、私にも立場とかしがらみ的なものが

喧嘩すると後が面倒だし。過去十年分から抜粋。
- 「お前のメンタリティ全てが嫌いだ」(理由:狭量)
- 「会社の人とうまく行ってないのかい?」(おばあちゃん風。デフォルトは北海道イントネーション)
- 「あんたはほんとは優しい子だ。会社の人にもきっとわかる。だぁから、いつまでも後輩サ威張り散らしにくんでねえ!金置いて帰れ!」(理由:狭量)
- 「どんな馬鹿でも、人が言われたくないことだけは言えるのだなあ」
- 「馬鹿だから言っちゃうんだよ。あー、○○さん可哀想。」
- 「馬鹿相手だからな。犬に噛まれたようなものだ。馬鹿だからな、うむ」(以上、喫煙所にて)
- 「馬鹿だから言っちゃうんだよ。あー、○○さん可哀想。」
- 「うお、生差別発言久しぶりに聞いた」
- 「そう言い切れるものではないと思いますし、問題はそれではないと考えます」に留めた。
- 「こいつ死なねえかな」
- 「またガンダムか!ガンダムにたとえると面白くなるのか!ひょっとして気の利いた発言なのか!」
- 「俺も『それはソ連で言うと』って何でもソ連でたとえてやる!お前なんかゴスプランだ、いや、欲しくない物は何でもあるのに欲しい物は何一つ無い国営市場だ!」
- 「すいません、あなたの話はまるで要領を得ません」
- 「あ、こいつ『ゴー宣』で『目覚めた』な」
- 「あの、ヤコブソン(仮名)さん、申し上げにくいんですが、今お食べになっているのは蟹です」(結局黙ってました。幹事が宗教的にまずい食べ物を聞かないから悪いんだー。)
- 「『シュミレーション』ってゆーな!」
- 「公務員試験のテキストを一生懸命覚えたのはよくわかったから」
- 「そうなんですよー、日本人は古いものを大事にしないから、あははははは。」
- 「あの天守閣燃やしたのはお前の国なんだけどな」
- 「○○くんの彼女は…」(睨まれるTez)→「お酒は飲めるの?」
- 「実在しないのわかっててなんで話振るんですか!」「形而上の話をしようとしただけじゃないか」
2008-11-22
■ 回復する

傷ついたり、病んだり、欠落している状態から全き状態に回復する物語というのは、おそらく回復/回帰するべき状態として想定されているもの自体がとんでもない大嘘である。お前に全き過去、内奥に隠れた本当の自分なんぞない。
それに対する、実はお前は傷ついてもいなければ病んでもいない、欠落しているのは面白くもロマンティックでもない地道な努力と生活であるという「良識」が拠って立つ基盤を喪失とはいかなくても弱体化させてしまっているので、傷を負わずに傷を癒し、病むことなく病を治し、得ることなく欠落し回復するグロテスクな光景が広がることになる。イエズス様でも奇跡は起こせめえ。だから物語を求める。傷ついた人、病んだ人、欠けた人が癒される物語を。「行って、最も小さきものを労われ」という方向には、当然行かない。口をあけてぼーっと待っている。
そういう人は、傷ついて、病んで、失えばいい。本当にそう思う。
2008-10-05
■ 中国を敵だと思うなら

あまり敵を蔑しない方がいいと思うよ。「ドアの一蹴りでモスクワまで」とか「支那は弱いから皇軍が懲らしめれば降参する」とかそういうのが空前の規模の死亡フラグになったことを忘れてはいけない。
不思議なことには敵は驚くほど無能で愚かだったり、逆に信じられないくらい狡猾で「手が長い」(いろんなところにスパイがいるらしい)のだが、こういった敵の姿が同一人物の中で並立している。敵の戦力ひとつまともに見積もれないなら、そういう人が多いなら、憲法で警戒自衛・治安出動以外を禁じてるのは合理的かもしれない。
複雑化した先進民主国家で、「こいつらが何某を駄目にしている」という分かり易い「敵」がいると思っている段階で多分その人はあまり頭がよくないのだけれども、自分の意思を実現する上でもあまり賢明ではない。「われら」と「かれら」をはっきりと分けて、友敵を選別するやり方は、おそらく政治の世界では「われら」も「かれら」も数が少なく、集団としての結束もあやふやなものでしかないことを確認する作業に終始するだろう。目に見える形で目の前に存在しないことによって成り立つ想像上の「他者」、それが幻なら、それに寄りかかった「われら」だって虚構に過ぎない。実際にはたいしたことのない敵を探し出して叩き潰すくらいなら、手当たり次第に味方を作るか、どうしても利害が一致しないならどこでどの程度の敵と交戦するのか位は見積もっておいた方がいいのだが。
というか中国を敵だと思うなら、知るべきことは多いぞ。人口増加率とか高齢化率とか教育レベル(特に高等教育修了者の数と労働力に占めるその割合)、常備軍の能力、軍事的ドクトリン、経済成長率に社会保障制度…その上で敵の可能行動を見積もらないとどんな相手にも負ける。まじめに戦わんか。
2008-09-06
■ 総力戦

総力戦的な展開の戦争を背景にしてる割には、軍事力というか部隊、それもせいぜい一個中隊規模の戦力しか出ない作品は、少しもったいない気がするね。
まあ、かといってアニメやラノベで「連隊は某月某日0530攻撃開始、二個中隊を並列して国道何号線沿いに攻撃、173高地を奪取する」とか「工兵中隊は全般支援を行い、当初は陣前地雷原の強行処理を実施」とか「突撃の発起は突撃支援射撃射程延伸時とする」とか「第4中隊は爾後、予備となり、連隊指揮所の警戒を実施しつつ、敵の逆襲に備える」なんてやられても反応に困るけど。
んで、
「小隊規模で総力戦」が「セカイ系」なのだろう?と言った友人がいて、それは雑すぎるなと思いつつも、なんだか否定しがたい気もしてくる。軍隊を題材にした戦前の映画などでは顕著だが、友愛の空間―ユートピア―を形成するには敵意に満ちた世界に対し、成員一同一致団結厳正な規律を保持して立ち向かうのが一番手っ取り早い。敵意に満ちた世界というのは、この場合満州に前から住んでる中国人の世界だったりするわけで、今の人間が見ると些か冷笑的な気分にもなる。
そうまでしないと紐帯を得られないというのは相当末期的だ。例外状況を設定して、戦争しながら「つながる」というのは、何だか昔読んだ赤坂真理だったか誰だったかのリストカットを繰り返す女性が主人公の小説を思い出させる。回復するために切る、というか、回復しなければならないほどの傷すら「所有」することができない、という倒錯ぶりが、哀れみを通り越して滑稽さすら感じさせる。それらは同じくらい馬鹿馬鹿しくて、お先真っ暗で、それがある種のオタク向け商品のイタさなのだが、のめり込んでるときは楽しいんだな。困ったもんだ。