だんぺんぶこみっく

2007-02-2720070227

[]OhmyNewsのとある記事のタイトル 13:25 OhmyNewsのとある記事のタイトル - だんぺんぶこみっく を含むブックマーク はてなブックマーク - OhmyNewsのとある記事のタイトル - だんぺんぶこみっく

 この記事のタイトル,なんか「厳しいタクシー運転手」(すぐどなったり乗車時のマナーなどにうるさいような運転手)の生活の現状,という風に読めてしまうのだが,内容を読むと「厳しい」は「生活現状」にかかるのである。だから,「タクシー運転手の厳しい生活現状」ってほうがいいんじゃないの。

(どうしても「タクシー運転手」を先にしたくないなら,「厳しい生活現状 - タクシー運転手の場合」とか)

(参考:「日本語の作文技術」(本多勝一著))

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2007-02-0820070208

[]ちょっと気になったので余計なお世話だけど 06:03 ちょっと気になったので余計なお世話だけど - だんぺんぶこみっく を含むブックマーク はてなブックマーク - ちょっと気になったので余計なお世話だけど - だんぺんぶこみっく

女性には、一般的に「強姦」と「DV」という男性が、ほとんど直面することのない特有のリスクがあり、

(http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20070206/p1 より引用)

 ↓

男性がほとんど直面することのない「強姦」と「DV」という特有のリスクが一般的に女性にはあり、

または

女性には、男性がほとんど直面することのない「強姦」と「DV」という特有のリスクが一般的にあり、

(つーかなぜ”男性が”のあとに読点をいれたのか)

(あと,男性でもDVの被害者になる場合も,少ないとはいえあると聞いている(ソース探し中))

(この記事の内容じたいはいいと思う)

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2007-01-1620070116

[]ものすごい判決文 17:28 ものすごい判決文 - だんぺんぶこみっく を含むブックマーク はてなブックマーク - ものすごい判決文 - だんぺんぶこみっく

( ;^ω^)<へいわぼけ: 「わいせつ目的に基づくことなく行ったとみる余地があることは否定できないといわざるを得ない」 難解な判決文

この記事およびリンク先を見てて思ったのですが,この記事中の判決文の“「これらの行動を(中略)わいせつ目的に基づくことなく行ったとみる余地があることは否定できないといわざるを得ない」”も確かにわかりにくい。けど,これより長くなりますが,もっとすごいのがあるんですよ,奥さん。

以下,引用の引用(マゴ引き)になるのですが,お読みいただきたい。

 本件控訴の趣旨は、互に相関連する多岐にわたる理由をあげ、原判決に法令の解釈適用の誤りがあると縷縷論難しているものであるが、その骨子は、原判決が、本件そそのかし行為によりその漏示がしょうようされた秘密は、その漏示に対し刑事罰をもって臨むに値する実質秘に当るものであること、被告人の本件行為が国家公務員法(以下国公法と略称)一一一条所定の同法一〇九条一二号の所為の「そそのかし」の構成要件に該当すること、及びその漏示のしょうよう行為が、新聞の公共的使命を全うしようという目的をもってする取材目的でなされたが、その手段方法について相当性に欠ける点があったことを認めながら、本件しょうよう行為によって外交交渉の能率的効果的遂行が阻害される危険の程度が、右のしょうよう行為によってもたらされる国民的利益や将来の取材活動一般によって支えられる国民的利益の程度をりょうがしていないとの判断を加え、この利益の比較衡量及び目的の正当性の程度を考慮に入れれば、本件しょうよう行為は、正当行為性を帯びるといい得る程度のものであるから、結論として、被告人西山の行為が、正当行為に該当しないという点の証明がないことになるとして、被告人に無罪の言い渡しをしたものであるところ、所論指摘の各点において、原判決は、法令の解釈適用を誤り、罪となるべき行為を無罪としているものであるから、原判決を破棄のうえ、適正な判決を求めるというに尽きるものである。

(「実戦・日本語の作文技術」本多勝一著,朝日新聞社,1994年第1版,141~142ページより引用)







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| 途中で読み飛ばしたでしょ
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  ( -_-;)
  m9    )
    | t  |

 ちなみにこの文はいわゆる「西山事件」(西山事件については西山事件(Wikipedia)参照)の二審判決の「理由」の冒頭に出現するようです。

 検索したところ,この判決文原文は外務省秘密漏洩事件に掲載されていました。なお,先の引用文と違って この外務省秘密漏洩事件の原文では“っ”が“つ”になってたりしてますが,先の引用文では前掲書(「実戦・日本語の作文技術」)の記載どおりにしています。

 この文について,本多氏は以下のように書いております。

 ここにおられる皆さんは法律の専門家となるべくこれまで勉強してこられた方々ばかりですから、こういう絶望的な日本語でも一読してすぐにそのまま頭にはいるのかもしれません。……そうでしょうか。……一読してわかりますか? このままでスッと頭にはいる方は手をあげてみて下さい。……ハハア。一人もおられないようですね。〔中略〕私の周辺にいる新聞記者や大学教授にきいてみても一人もいませんでした。

(「実戦・日本語の作文技術」本多勝一著,朝日新聞社,1994年第1版,142ページより引用。なお、口語体で講演調なのは、司法修習生対象の講義(1977年実施)をもとにした文章であるためらしい)

 つーか,すぐ頭に入ったひとが一人でもいたらそのほうが問題です。

 前述の判決文がわかりにくい理由,およびこの判決文をわかりやすく書き直した文については,これまでに引用した文の含まれる「裁判の判決文を分析する」(前掲書140~163ページ)に詳しく説明されていますので そちらをお読みいただきたいのです。なお,自分もちょっと(なぜわかりにくいか)考えたので以下に。

1.文が長すぎる。(最初ッから最後までひとつの文になっており,かかり受けの関係の把握が難しい)

2.死語ライクな言葉・難しい単語(縷縷,しょうよう,りょうが)が多い。

 だいたい「縷縷」って,かぜ薬じゃないんだから,こんな言葉でなくても「詳しく」でいいじゃないのよ(なぜオカマ言葉なんだ)。あと「しょうよう」は「慫慂」(しきりに勧めること,という意味らしい)で,「りょうが」=「凌駕」のようですが,「そそのかす」「させる」とか「超える」でええやんか。

3.文のいいたいことの順序がバラバラ(たとえばA~Eまでの名前のブロックが順に積み上げてあって,それを文で説明するとする。A,B,C,D,EとかE,D,…Aという順序でいえばわかりやすいのに,“E,そのいくつか前にC,その次にD,…最初は実はA”とかいう文で説明しているようなもの)

 しかし,30年ほど前の判決文とはいえ,なぜこんな壮絶な文が使われていたのか。冒頭の記事から考えても,現在の判決文もこんなものなのか,と不安になるわけで,裁判員制度でこのような判決文とかを読まされるかと思うと暗くなります。あと,前述外務省秘密漏洩事件の「理由」の4とかもかなりいってますので興味のある人はぜひ。

(ちなみに,引用した「 本件控訴の趣旨は、…」の文を,わしは本を見ながらすべて手で打ってテキスト化したのですが,その後 この判決文がweb上にあるかもと思って検索したら思いっきり見つかって,ここからコピペして少し変えればよかったということに後から気づいた…… (-_- ;)←大バカ )

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