Hatena::Groupfragments

甘くておいしいおイモだよー このページをアンテナに追加 RSSフィード

2014-07-12

グルコミで件のサークル参加者の新刊が頒布停止になったのは諸権利を侵害したからでも「表現の自由」案件だからでもなく単に件のサークル参加者がグルコミのルールを逸脱したから 23:24 グルコミで件のサークル参加者の新刊が頒布停止になったのは諸権利を侵害したからでも「表現の自由」案件だからでもなく単に件のサークル参加者がグルコミのルールを逸脱したから - 甘くておいしいおイモだよー を含むブックマーク はてなブックマーク - グルコミで件のサークル参加者の新刊が頒布停止になったのは諸権利を侵害したからでも「表現の自由」案件だからでもなく単に件のサークル参加者がグルコミのルールを逸脱したから - 甘くておいしいおイモだよー

タイトルで言いきっているのだが――本案件は肖像権、著作権、その他諸権利を侵害した案件でも、ましてや「表現の自由」案件でもない。単に、件のサークル参加者が、グルコミ主催者が事前に提示したルールを逸脱した、それだけの話である。

グルコミ公式サイトには、サークル参加者は「飲食に関する創作物」が頒布可能と書かれている。このルールは当然、グルコミ開催よりも前に全てのサークル参加者に提示されている、と考えるのが自然であろう。一方、頒布停止になった新刊は、pixivを見る限り、とある男性キャラが艦これの女性キャラをレイプする、という内容である。飲食物に関する内容は一切含まれていない*1

したがって、当該作品が頒布停止になったのは、事前に周知されていた頒布ルールを逸脱した作品だったからである、と考えるのが素直である。控え目に言っても、頒布ルールと作品の内容だけ突き合わせてみれば、作品がルールに即していないのは容易に判断できよう。当該作品が実在の人間を題材にした作品だったから頒布停止になったのではない。イベント主催者が表現規制派で検閲を実施したからでもない*2

さて、それでもあえて「表現の自由」の話題を続けるならば――自由を守ったのはグルコミ主催者であり、自由の敵は件のサークル参加者である、と言えるだろう。グルコミに限らない一般論として、同人誌即売会は表現の「場」である。「場」があるからこそ表現は表現として流通し、また表現者表現者として読者や他の表現者と交流できるのである。すなわち、「場」を維持することは表現の自由を維持することに近しいと言えよう。その「場」の秩序をいたずらに乱すことは「場」の崩壊を招きかねず、ひいては自由が失われることになりかねない。グルコミ主催者は件のサークル参加者に処分を与えることによってグルコミという「場」の維持を図り、ひいては表現の自由を守った、と言えよう。一方で、件のサークル参加者はその行為によって結果的に表現の自由の敵となった。そんな彼が「表現規制派」「他人をダシに」「検閲」といった発言をしているのは、滑稽を通り越して醜悪ですらある。

なお、仮にグルコミ主催者が件のサークル参加者に頒布停止の理由を誤って伝えていたとしても、また彼以外の参加者およびその頒布物に対して誤ったルール判断をしていたとしても、件のサークル参加者の行為は正当化され得ない、ということを補足しておく。本案件以外を元にしたグルコミ主催者に対する批判は、本案件とは独立になされ得るし、またなされるべきであろう。

*1:レイプとは女性を「食う」ことだ、あるいは男性キャラのモデルは飲食漫画作品『孤独のグルメ』の作者・久住さんだ、という主張によって当該作品が「飲食に関する創作物」と主張するのは、言葉遊びの域を超えておらず、筋が通らない。

*2:そもそも「検閲」とは公権力が実施する言論の取り締まりを指す。私人であるグルコミ主催者が検閲を実施した、という主張は大きな誤りである。

トラックバック - http://fragments.g.hatena.ne.jp/SweetPotato/20140712