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2006-12-18

コンテンツのみならず,そのメタデータまでも末端の消費者に売りたいと言うのか 04:08 コンテンツのみならず,そのメタデータまでも末端の消費者に売りたいと言うのか - 甘くておいしいおイモだよー を含むブックマーク はてなブックマーク - コンテンツのみならず,そのメタデータまでも末端の消費者に売りたいと言うのか - 甘くておいしいおイモだよー

出版社であれ音楽会社であれテレビ局であれ何であれ,コンテンツ業者が売りたいのは本であり音楽であり映像であり,つまりはコンテンツだ。

そして我々がコンテンツにたどりつくためには,そのメタデータが必要だ。この雑誌には誰それの作品が掲載されている,このアルバムにはこんなタイトルの曲が収録されている,このテレビ番組は何時から放送される。

メタデータはコンテンツそのものではないが,コンテンツの内容を理解し把握し取捨選択するためには必要な情報である。

ウェブの普及により,無料で入手可能なコンテンツの絶対量が増えたとはいえ,未だに有料コンテンツは健在だ。そしてその流通は著作権の観点から厳密に管理されている。それはいい,何も問題はない。本当はよくないし問題もありまくりだけど,この議論ではとりあえず無視して構わない。

問題は,そのメタデータまでも,流通が制限されているという事実だ。すなわち,我々は雑誌の執筆陣を,アルバムの収録曲を,テレビの番組表を知るために,わざわざその業者のサイトまで,あるいはAmazonなりJBOOKなりYahoo!にまでアクセスしなければならないようなコンテンツ業者が存在することだ。

なぜ,メタデータの流通を制限するのか?

以前,ここで「どうでもいい」に関することを書いた。

某かについて「どうでもいい」と言いつつもあーだこーだとエントリを書くよりも,何も書かない方がその対象をどうでもいいものとして世の中から切り捨てるのに効果がある。

断片部 - 甘くておいしいおイモだよ~ - あえて言及しない勇気

これを逆に言えば,世の中に広く認知されるには,とにかく多くの(そしてなるべくなら影響力の大きい)Webサイトにエントリを書いてもらうしかない。

しかしコンテンツそのものを書いてもらうわけにはいかない。それでは飯が食えない。

ゆえに書かれるのはメタデータである。すなわち感想または批評,あるいは執筆陣や収録曲や放送開始時間といったものである。

これは消費者の立場からの意見で,コンテンツ業者から見たら暴論かもしれないが,そんなメタデータの流通を制限することは全く意味がないことであり,むしろ流通を促進させるべきであるとすら考える。

なぜなら,本当に売りたいのは,メタデータではなくコンテンツだからであろうから。そしてメタデータなくして,コンテンツへのアクセスは不可能だから。

しかし,件のようなコンテンツ業者が存在するということは,メタデータまでもコンテンツと同様に売りたい業者が存在するということだ。

何のために?サイトに人を誘導することによって得られるであろう広告料のために?それとも同時にコンテンツを売ることによる囲い込み?

理解できなくもないが,その決定は,Webによる情報流通がもたらす目に見えにくい長期的な利点と,上で挙げた目に見えやすい利点とを天秤にかけた決定なのだろうか?

彼らがWebを軽視しているのか,それとも自分自身がWebを過信しすぎているのか。

[真夜中のラブレター][あの人に届くといいな]

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