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2006-09-08

空気系についてまとまらない考え 01:00 空気系についてまとまらない考え - 甘くておいしいおイモだよー を含むブックマーク はてなブックマーク - 空気系についてまとまらない考え - 甘くておいしいおイモだよー

最近の空気系論に乗っかって考えてみてたけど,「あずまんが大王」も「ぼのぼの」も,空気系とはちょっと違うよなあと感じていたところで,以下の記事。

考えようとしている〈空気〉には2つの意味がありそう。どうも「登場人間たちを包む外的環境としての空気」と「キャラクターたちの内面の集合体として醸し出される空気」というのがあって,区別が必要なのではないか。後者は〈なごみ系〉とでも称すべき別カテゴリーになる。

ここから思考開始。

  • 両者を区別し,前者を新たな空気系とする。
  • 空気系作品は,キャラを描くことを第一目的としていない
  • むしろ,キャラを描くことによって,その背後にある世界を描こうとしている
    • より正確には,キャラが認識した世界
  • キャラはある意味で「語り部」と言える
  • 語り部は世界を,少なくとも否定的にはとらえていない

こういう風に考えたら,少なくとも「よつばと!」は空気系,「あずまんが大王」は非空気系,「ぼのぼの」はその中間なのかなあと感じた。

今まで挙がっていない作品では,とりのなん子「とりぱん」が空気系かなと思う。同作品は,東北在住の作者が,実家の庭に集まってくる鳥たちとの日常を淡々と描いた4コマ漫画。作品からは,作者の鳥,そして自然への憧れが感じられる。以下,作中より引用。

花に埋もれてみたいと思い

近づくほどに枝は遠のき 高みに空ばかりが透ける

ふりむけば また閉じてゆく 花の雲

あの中に埋もれられるのは 鳥ぐらいなものだ

日常の描写,語り部的キャラの存在(よつば/作者),否定的でない世界のとらえ方など,両作品に共通点は多いように思う。ただし,鳥たちを世界ととらえるかキャラととらえるかという問題は残るけど。

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