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2014-07-12

グルコミで件のサークル参加者の新刊が頒布停止になったのは諸権利を侵害したからでも「表現の自由」案件だからでもなく単に件のサークル参加者がグルコミのルールを逸脱したから 23:24 グルコミで件のサークル参加者の新刊が頒布停止になったのは諸権利を侵害したからでも「表現の自由」案件だからでもなく単に件のサークル参加者がグルコミのルールを逸脱したから - 甘くておいしいおイモだよー を含むブックマーク はてなブックマーク - グルコミで件のサークル参加者の新刊が頒布停止になったのは諸権利を侵害したからでも「表現の自由」案件だからでもなく単に件のサークル参加者がグルコミのルールを逸脱したから - 甘くておいしいおイモだよー

タイトルで言いきっているのだが――本案件は肖像権、著作権、その他諸権利を侵害した案件でも、ましてや「表現の自由」案件でもない。単に、件のサークル参加者が、グルコミ主催者が事前に提示したルールを逸脱した、それだけの話である。

グルコミ公式サイトには、サークル参加者は「飲食に関する創作物」が頒布可能と書かれている。このルールは当然、グルコミ開催よりも前に全てのサークル参加者に提示されている、と考えるのが自然であろう。一方、頒布停止になった新刊は、pixivを見る限り、とある男性キャラが艦これの女性キャラをレイプする、という内容である。飲食物に関する内容は一切含まれていない*1

したがって、当該作品が頒布停止になったのは、事前に周知されていた頒布ルールを逸脱した作品だったからである、と考えるのが素直である。控え目に言っても、頒布ルールと作品の内容だけ突き合わせてみれば、作品がルールに即していないのは容易に判断できよう。当該作品が実在の人間を題材にした作品だったから頒布停止になったのではない。イベント主催者が表現規制派で検閲を実施したからでもない*2

さて、それでもあえて「表現の自由」の話題を続けるならば――自由を守ったのはグルコミ主催者であり、自由の敵は件のサークル参加者である、と言えるだろう。グルコミに限らない一般論として、同人誌即売会は表現の「場」である。「場」があるからこそ表現は表現として流通し、また表現者表現者として読者や他の表現者と交流できるのである。すなわち、「場」を維持することは表現の自由を維持することに近しいと言えよう。その「場」の秩序をいたずらに乱すことは「場」の崩壊を招きかねず、ひいては自由が失われることになりかねない。グルコミ主催者は件のサークル参加者に処分を与えることによってグルコミという「場」の維持を図り、ひいては表現の自由を守った、と言えよう。一方で、件のサークル参加者はその行為によって結果的に表現の自由の敵となった。そんな彼が「表現規制派」「他人をダシに」「検閲」といった発言をしているのは、滑稽を通り越して醜悪ですらある。

なお、仮にグルコミ主催者が件のサークル参加者に頒布停止の理由を誤って伝えていたとしても、また彼以外の参加者およびその頒布物に対して誤ったルール判断をしていたとしても、件のサークル参加者の行為は正当化され得ない、ということを補足しておく。本案件以外を元にしたグルコミ主催者に対する批判は、本案件とは独立になされ得るし、またなされるべきであろう。

*1:レイプとは女性を「食う」ことだ、あるいは男性キャラのモデルは飲食漫画作品『孤独のグルメ』の作者・久住さんだ、という主張によって当該作品が「飲食に関する創作物」と主張するのは、言葉遊びの域を超えておらず、筋が通らない。

*2:そもそも「検閲」とは公権力が実施する言論の取り締まりを指す。私人であるグルコミ主催者が検閲を実施した、という主張は大きな誤りである。

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2012-02-08

はてなはサービス毎に連携先Twitterアカウントを別々に設定できるようにすべき 02:04 はてなはサービス毎に連携先Twitterアカウントを別々に設定できるようにすべき - 甘くておいしいおイモだよー を含むブックマーク はてなブックマーク - はてなはサービス毎に連携先Twitterアカウントを別々に設定できるようにすべき - 甘くておいしいおイモだよー

まずはIDコール連打(FTTHメソッド)> id:hatenabookmark id:hatenadiary id:hatenatech

経緯

  1. これまで、はてなTwitter連携機能を下記のように利用してきた
  2. はてなダイアリーを @hatenapotato と連携させる設定をした
  3. はてなブックマーク GoogleChrome 拡張」(バージョン 1.2.1)により、「共有:Twitter」にチェックを入れて、ある記事をはてなブックマークした

期待したこと

観測されたこと

  • @hatenapotato にブックマーク内容が投稿された
    • @hatenapotato との連携を明に設定したはてなダイアリーだけでなく、はてなブックマークも、と言うかはてなのサービス全体で @hatenapotato との連携設定がされていた(そういう仕様っぽい)
    • 向こう(=はてな)側で設定されているので、ブックマーククライアントを変えようが挙動は同じだと推測する


……や、そういう仕様はありだと思うし、「必要ならサブアカウントを使って連携先Twitterアカウントを切り分けろ」って言われるのかもしれないけど、Facebook連携ではダイアリーとブックマークが別々のFacebookアカウントと連携できる(ように見える)*1のに、Twitterでも同じことができないのってどうよ? と思ったわけです。

100歩譲ってこの仕様は飲むにしても、「ダイアリーの連携先Twitterアカウントの設定が、ブックマークなどの他のサービスの連携先Twitterアカウントの変更にも及ぶ」旨が、ダイアリー連携先Twitterアカウントを設定する一連の流れの中でユーザに明に示されないのは、正直、罠としか言いようがないですわ。自分が見たメッセージ、下の3つだけですよ。認証画面でのメッセージから件の仕様が辛うじて推測できる程度でしょ、これ。

はてなダイアリー:管理>外部サービス連携>Twitter連携設定>Twitterアカウント(連携前)】

  • Twitter連携機能を利用するにはTwitterアカウントの連携設定を行ってください。「有効にする」をクリックした先の画面で「アカウントを認証する」を実行してください

【認証画面でのメッセージ】

  • 外部アプリケーションとの連携機能を有効にするために、SweetPotatoさんのアカウントをTwitterアカウントに紐付けします。
  • 進んだ先のページで「許可する」ボタンを押してはてなによるアクセスを許可すると、認証が終わります。
  • 紐付けされたアカウント情報ははてなのいろいろなサービスで利用することがあります。
  • “id:SweetPotatoさんはTwitter上では○○さんである”という情報は、各種機能の利用によって第三者が知り得ることがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

はてなダイアリー:管理>外部サービス連携>Twitter連携設定>Twitterアカウント(連携中)】

  • Twitter連携機能を全て無効にしたい場合はアカウントの連携設定を解除してください
  • アカウント連携設定を無効にするとはてなの他サービスでのTwitter連携設定も無効になります。ご注意ください
  • アカウントの連携を行ったにも関わらず、Twitter連携機能がうまく動作しない場合はこちらのFAQをごらんください。

このままだと俺のブクマモチベはダダ下がりだし、同じような罠にハマるユーザが出かねないので、はてなはサービス毎に連携先Twitterアカウントを別々に設定できるようにすべきだし、それが無理ならせめてTwitter連携設定がサービス単位ではなくアカウント単位で行われることが設定手順の途中でユーザに明示されてしかるべきだと思うんですが、同じような「驚き」を体験したユーザっていなんですかねえ……。

ご対応の程、何卒よろしくお願いいたします。

*1:ただ、この理由は想像できて、ユーザが複数のFacebookアカウントを持たないことを前提にしてるんじゃないかなあ、と。そして、その前提はおそらく妥当。

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2011-01-31

赤松・竹熊対談とJコミから赤松健氏の自己矛盾を指摘する 赤松・竹熊対談とJコミから赤松健氏の自己矛盾を指摘する - 甘くておいしいおイモだよー を含むブックマーク はてなブックマーク - 赤松・竹熊対談とJコミから赤松健氏の自己矛盾を指摘する - 甘くておいしいおイモだよー

赤松のロジックは明快だ。電子書籍の割合が増えるほど、業界は一握りの人気作家によるヒット作で支えられるようになる。人気作家はすでにプロデュース能力を手にしているため、編集者が作品にアドバイスする余地はなく、よって編集者の力量が育たない。すると新人に対して有効な指導ができず、新人が育たない。人気作家たちが引退したのち、後続する才能は枯渇し、ゆるやかに業界は死に至るであろう、と。

コミックナタリー - 赤松健×竹熊健太郎、マンガ業界の5年後を考える対談

上記発言の文脈は「電子出版時代の編集者像」だが、「電子書籍の割合が増えるほど、業界は一握りの人気作家によるヒット作で支えられるようになる。」の部分は編集者の話題とは独立しているので、まずはこの部分だけ切り取って言質としてもいいだろう。以下、この記事では、この部分を指して「電子書籍に対して非観的」と言うことにしよう。

仮に氏が電子書籍に対して非観的であるならば、氏自身が進めている「Jコミ」に対しても、氏は楽観的な立場を取れないはずである。にも関わらず、新條まゆ『放課後ウェディング』の広告利益を報告した記事において、氏は楽観的な態度を示している。それは「今後全ての読み切り作品においてこの額が手に入るとは限りません。」に続く「絶版マンガが殺到し、広告が足りなくなる事態があり得ます。」という文から読み取れる。悲観的な立場であるならば、続くべきは「この額は『新條まゆ』の知名度による支えがあったものでありますので。」という文だろう。

逆に、仮に氏が電子書籍に対して楽観的であるならば、対談における電子書籍に対して悲観的な発言は出てこないはずだ。むしろ氏が進めるJコミを持ち出して「Jコミにおける広告料分配の仕組みをスライドすればいけますよ」くらいの発言が出てきても不思議ではない。にもかかわらず、それがない。もしかしたら、氏はその旨を発言していたにも関わらず、元記事で切り落とされてしまったのかもしれない。それでも、少なくとも、氏が電子書籍に対して悲観的であることは間違いないだろう。

Jコミに対しては楽観的だが電子書籍に対しては非観的――。氏のスタンスは表面的には矛盾している。これをもって氏を批判するのはたやすい。だがここでは、この表面的な矛盾をもって、氏のスタンスの裏側にあるもうひとつの自己矛盾を述べようと思う。そのために、対談の趣旨である「電子出版時代の編集者像」にまで踏み込んでいこう。

まず考慮すべきは、氏が「一握りの人気作家」側の人間であることだろう。氏にとっては、電子書籍時代における編集者がどうあれ、氏の作品のプロデュースは揺るがない。編集者などどうでもいい、とまでは言わないが、少なくとも編集者の不在が氏の作品のプロデュースにおいては死活問題とならない。氏はそう考えているのではないか。

ところで、Jコミの広告枠に関する氏のアイデアを見てみよう。当ブログのコメント欄において、氏は「5~10種の作品の(同じ位置の)広告枠をまとめて売却し、人気作品と不人気作品を均(なら)す」と述べている。これはこれまで編集者(特に雑誌編集者)が行ってきた新人プロデュース手法のひとつである。 人気作品が新人作品を支えることにより、次の世代の作家を育てているのである。そう、氏はJコミにおいて、まさに編集者としての役割の一旦を担っていると言えるのだ。

懸命な読者ならもうお分かりだろう。Jコミにおける「編集者」たる赤松氏が、電子書籍時代の編集者は「絶滅」するという旨の発言をしている、という自己矛盾に。 控えめに言っても、氏自身の広告枠に関するアイデアが編集行為そのものであることについて、氏は意識的でないように見える(少なくとも氏のブログにはそういった旨の記述はない)。

それもむべなるかな、氏は徹底して「作家」であり、作家の立場に立つ人間である。これは氏のブログの最初の記事に「作者にちゃんとお金が行く」と書いていることからも伺える。だが、真に他の作家のことを考えるなら、氏は自身の「作家」兼「編集者」という立場をJコミに集う他の作家に対してオープンにするべきだ。そしてJコミに集う作家は、氏が「編集者」であることに意識的であるべきだ。作家と編集者は共犯関係にあるとは言え、仕組み上、作品の生死を決めるのは「編集者」たる赤松氏によるところが大きいのだから。

2007 5th2007 5th2011/02/15 17:48赤松先生が電子書籍に悲観しているのは、電子書籍の仕組みでは
ワンピースやナルトのようなメガヒット作品が出ないのではないかと
いうこと。
Jコミに楽観しているのは、絶版済みの作品でも電子版を出すに足る
程度の数十万円という収入が見込めるということ。
同じ電子出版でも期待していることが全然ちがうのであって、矛盾などしていない。電子出版で同じだからと括りつけて、趣旨の違うことを矛盾しているということのほうがおかしいと思う。

2007 5th2007 5th2011/02/15 17:54赤松先生が編集者など以上にJコミの経営者であり、
その経営判断が売上に影響するのは言うまでもないことだと思う。
そんなこと最初からオープンにされているし、
参加する作家さんは承知していることではないでしょうか?

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2010-11-29

現時点のJコミは「単行本が出せる程度の商業的成功を収めている作品」にしか目が向いていないから胡散臭い 現時点のJコミは「単行本が出せる程度の商業的成功を収めている作品」にしか目が向いていないから胡散臭い - 甘くておいしいおイモだよー を含むブックマーク はてなブックマーク - 現時点のJコミは「単行本が出せる程度の商業的成功を収めている作品」にしか目が向いていないから胡散臭い - 甘くておいしいおイモだよー

「絶版マンガの図書館」と大風呂敷を広げているにも関わらず、だ。「にしか」が言い過ぎだとしても、単行本が刊行されない程度のページ数しかない作品について、その作者にいかに十分な対価を支払うかについて何ら考えを示していないのは明白である。「原作はすでに成功している」というのはよくできた皮肉だ。ラブひなは紙媒体で「成功」したのだから、Jコミで成功するのは「当然」と思われても仕方がないところだろう。では、紙媒体で「成功」しなかった作品はどうか? 連載化を判断する三回の読み切り合計18ページで消えてしまった作品は?(4コマ誌にはそのような作品がごまんとある) そのような作品の作者に対して、Jコミはどの程度の対価を支払うことができるのか? ここにおいて、ラブひなのデータは全く参考にならない。「成功」体験の有無からして違うし、そもそも知名度が違いすぎる。

Jコミは零細漫画家を救う」という意見が散見されるが、逆だ。Jコミは、少なくとも今のところ、せいぜい「単行本が出せる程度の商業的成功を収めている作品」しか救えない(さらに、本当に救えるかどうかも、現時点では未知数である)。さらに言えば、そのような作品を集めた「図書館」は、図書館としては次善であるかもしれないが、最善では決してない。さて、零細漫画家を救うという観点では、まだ雑誌の方が機能すると言える。人気作品で客を引きつつ、これからの作品に読者の目に留める機会を与え、そこから次の人気作品を生み出していく。雑誌は言うなれば「富の再配分」を実現するシステムであるのだ。

その観点から、最後に提言をひとつ。Jコミは「雑誌編集機能」を利用者向けに用意するべきである。Jコミに登録された作品を利用者が集めて並べ替え、ひとつのPDFとしてパッケージ化し、Jコミ上で配信できるようにする(もちろん、コンテンツの内容とマッチした広告をPDFに自動的に挟む)。これにより、Jコミに登録された全ての作品は新たな「成功」のチャンスを得ることができるようになるだろう。そして、商業的な成功を既に収めている作品は、第二の人生(「人」と言うのは変だが)として、他の作品の次なる成功を支えるのだ。こうして漫画が漫画を支える土壌ができれば、商業的な成功を収められなかった作品も自ずとJコミに集まり、「絶版マンガの図書館」としても豊かなものになるだろう。

nadegatanadegata2010/11/30 06:29最初読んだ時は正直「?」と思いましたが、要は「雑誌形式から外れた作品流通が弱肉強食を加速させる」という例のアレかなと。
最初僕が抱いた疑問は、「Jコミは多くの零細漫画家を救わないかもしれないけど、そこで救われる零細漫画家も出るかもしれず、マイナスがあるでなく「プラスの少なさ」で「胡散臭い」とまで叩くのはいかがなものか」というものです。逆、じゃなく、その粋に達してないだけかなと。
商業的に成功した漫画でも絶版になっているものもいくつもありますし、それを掘り起こすだけでも有意義だと思います。どこまで救うか、を考えているとキリがないのではとも。例えば単行本になってない漫画にも救済を、というのは有意義でしょうが、それをJコミがするかどうかは中の人次第でしょう。
「逆」という表現だと零細漫画家が今より窮地に、という意味合いになると思いますが、それはおそらくは雑誌形式が廃れる先を見越してだと思いますが、ちょっと言い過ぎなんじゃないかと感じました。

KenAkamatsuKenAkamatsu2010/11/30 14:44私のブログの、この辺を読んでいただければ。
http://d.hatena.ne.jp/KenAkamatsu/20101114/p1

SweetPotatoSweetPotato2010/11/30 20:41コメントありがとうございます。まとめてお返事させていただきます。

まず、id:nadegata さんの「Jコミは多くの零細漫画家を救わないかもしれないけど、そこで救われる零細漫画家も出るかも」「商業的に成功した漫画でも絶版になっているものもいくつもありますし、それを掘り起こすだけでも有意義だ」には同意します。反論の余地無く、Jコミはそのような作品や作者を救える可能性があるでしょう。あと、「逆」は確かに言い過ぎています。id:nadegata さんの言葉をお借りして「その粋に達してない」と訂正します。

さて、私が「胡散臭い」と言っているのは、作品の紙媒体での成功の度合いにより収益に差が生じる可能性について、id:KenAkamatsu さんが上に示されているURLのブログ記事では(そして他の記事でも)全く言及がされていない点です。『ラブひな』? 『スナッチャー窃』? いいでしょう、これらの作品は単行本化されるに十分なページ数が残っており、ウェブ上での知名度もある。しかし、そうでない作品については? 例えば『ぼくたちの戦線』については? 私が記事中で述べた「連載化を判断する三回の読み切り合計18ページで消えてしまった作品」については? 前者二作品と比べたら「何その作品?」というところでしょう。そしてなぜ、紙媒体での成功の度合いについて考慮せず、そのページ数のみによって収益を試算しているのでしょうか? 仮に考慮しているとしたら、なぜJコミは今回のβテストの期間までに仲間作りをせず、『ラブひな』以外のコンテンツを増やせなかったのでしょうか?

穿った見方をすれば、現時点でのJコミの取り組みは、上記のような不完全な試算を甘言に、作者からの括弧書きの「同意」のもとで無償でコンテンツを集めるも、その作者が想定する対価を返せない可能性がある仕組みとも取れます。作者にしてみれば自分の作品を想定より安く買い叩かれた形になるでしょう。ここで「商業的には価値ゼロである絶版作品から少しでもプラスが生まれるならいいじゃないか」という反論は的外れで、論点はJコミが試算する収益と実際に得られる収益の差にあります。もちろん、この差をゼロにすることは不可能です。しかし、試算を精確にすることはできます。現在のJコミは、少なくとも、試算のためのパラメータ「紙媒体での成功の度合い」を考慮していません。その点を私は「胡散臭い」と言っています。

SweetPotatoSweetPotato2010/11/30 23:33記事の主題とは関係ありませんが、Jコミ関連の話題を備忘録的にコメントしてみます。
こちらは技術的な問題っぽいので、技術的に解決すればよさそうですね。

J-ComiからダウンロードしたPDF漫画をハックしてみる
http://racine.in/blog/2010/11/j-comipdf.html

cf: 【 FAQ (よくある質問) 】 - (株)Jコミの中の人
http://d.hatena.ne.jp/KenAkamatsu/20101118/p1
> Q.悪意的に広告ページなどのファイルの書き換えなどをし、御社と同様の方法で2次使用3次使用と氾濫が生じ余計に著作権という物が守られなくなるのでは?
> A.PDFの暗号化強度はほどほどに固く、一般人には事実上不可能だと思われます。(確かに100%安全ではありませんが)

usoi0416usoi04162010/11/30 23:34どうも言いたいことがエントリだけではよくわからなかったのですが、つまりは現時点ではJコミ側が「紙媒体での成功の度合い」が高い作品、つまりすでにある程度の知名度があり一定以上のダウンロードが見込まれる作品を基準にした楽観的な数字しか出してない、ということですか?
たしかにほとんど収入にならない作品というのはそれなりの数でてくるでしょうね。
人気と知名度がある作品と、人気も知名度もない作品で収益に差が出てくるは当たり前の話ですが、たしかにJコミサイドには甘い話しか出てないのは胡散臭いかもしれません。
これは広告を集めとうこともあるのでしょうが。
新しい試みでやってみなきゃわからんところはあるのだろうけど、今後はもっと具体的な数字を出すべきであるとは私も思います。

ただ、JコミというのがもともとP2Pでの海賊版流通を正当化させない、少なくとも読まれた回数に応じて見返りのある場をというコンセプトだと理解してますので、そこに出版編集的な役割を求めるのは場違いに思います。
そもそも「十分な対価」とは具体的にどのような対価なのかという定義もされてないですし、そういう意味ではこの記事も胡散臭いです。

SweetPotatoSweetPotato2010/11/30 23:57id:usoi0416 さん、コメントありがとうございます。この記事について、胡散臭い箇所はどんどん指摘して下さい。

コメント第一段落については、だいたいそういうことです(>つまりは〜ということですか?)。そしてそれこそが、私がこの記事で述べたいことです。

第二段落の「十分」な対価とは「ある作品の作者が、自身の作品の紙媒体における成功の度合い、および既にJコミアップロードされた作品の紙媒体における成功の度合い・ダウンロード数・広告クリック数を照らし合わせて見たときに、その作者が納得できるだけの」対価という意味です。Jコミのβテストではラブひなしか取り扱われておらず、そのデータはこれからJコミを利用しようとする多くの作者にとって「納得できる」ものでありません。

JコミがP2Pでの海賊版流通を正当化させないというコンセプトであることは理解できますし、その意味でJコミは次善の取り組みだとは思います。(ただ、「海賊版流通を正当化させない」という点では、上の私のコメントで上げた通り、解決すべき技術課題が残っているとは思います。)

KenAkamatsuKenAkamatsu2010/12/04 16:04今のところ、「5~10種の作品の(同じ位置の)広告枠をまとめて売却し、人気作品と不人気作品を均(なら)す」予定です。
人気作品の利益が不人気作品に食われる危険性については、「人気作品は規定クリック数を達成しやすく、広告を何度も入れ替えることが出来る」ので回避できます。
額に関しては、β2テスト数作品で実際に現金のやりとりを行いますので、検証願います。
技術問題に関しては、asciiのインタビュー(「国境を超え勝手に増殖していく広告」の項)をご参照下さい。http://ascii.jp/elem/000/000/573/573268/

SweetPotatoSweetPotato2010/12/04 17:57コメントありがとうございます。Jコミの取り組みを批判する記事でありながらコメントしてくださることに感謝しております。

複数の作品を束ねて人気を平均する、という取り組みは理解しました。また、額の絶対値については、私自身はそれほど興味がありません。β2テストでの広告主や作者の皆様と納得していただければそれで、というところです。

むしろ「β2テスト」なんて言葉を聞いてしまった私としては、そこに参加する作品の方に興味がわいてきました。「人気作品」から「不人気作品」まで幅広い作品で以ってテストを行えば、実運用に入ったときに幅広い作者の方々に有益なデータが提供できるのではないかと思います。

技術的な課題については、まだ疑問が残ります。それは【これまでP2Pに流れていなかった作品】についてです。これからJコミにそういった作品が集まれば、そこから広告を抜かれてP2Pに流されまくる可能性は捨てきれないわけです。ただ、これについては、作品がP2Pに既に流されていようがいまいが「作者に1円も入らないという状況」には変わりないので、そこまでキッチリ対応しなくてもいいのかなあとは思いました。

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2010-11-10

虚言者の真似とて虚言せば、即ち虚言者なり 21:48 虚言者の真似とて虚言せば、即ち虚言者なり - 甘くておいしいおイモだよー を含むブックマーク はてなブックマーク - 虚言者の真似とて虚言せば、即ち虚言者なり - 甘くておいしいおイモだよー

iTerwtt さんの行為は下記二点から批判されうる。

1. 最初の「そくほー」ツイートに当該ツイートが虚偽である旨を含めなかった

一連のツイートを見る限り、iTerwtt さんはTwitter上でツイートがRTによっていかに伝搬していくかということを十分ご存知であることが読み取れる。であれば、当然、「RTされたツイートと合わせて、その前後のツイートが読まれることを期待してはならない」ということをご存知のはずである。にもかかわらず、最初の「そくほー」ツイートに当該ツイートが虚偽である旨を含めなかったのは、当該ツイートがその受け手によって「虚偽ではない」と受け止められることを、iTerwtt さんが受け入れている事に他ならない。iTerwtt さんの真意はともかくとして、その行為からそう判断できる余地を残していることは疑いがない。

2. 「鵜呑みにした奴ワロスww」という態度を取っている

これは、私なりに読み替えれば、いわゆる「嘘を嘘と〜」という弁明である。しかし、この弁明は「だから、世の中の情報を正しく得るためには、嘘を見抜く力をつけましょうね」という、情報の受け手の戒めを示したものであり、決して「だから、私がツイートした虚偽の情報に騙されても、決して私を批判するな」という、情報の送り手の免罪符ではない。

情報の送り手がこの弁明をした時点で、その送り手は「虚言者の真似とて虚言する」者に堕ち、すなわち(括弧書きなしの)虚言者である。

crow2008crow20082010/11/11 18:08こんにちは、こんばんは。id:crow2008、あるいは@iTerwttです。

1.「当該ツイートが虚偽である旨を含めなかった」について
 
>>
Twitter上でツイートがRTによっていかに伝搬していくかということを十分ご存知であることが読み取れる。であれば、当然、「RTされたツイートと合わせて、その前後のツイートが読まれることを期待してはならない」ということをご存知のはずである
<<
 
その通りです、ここに異論はありません。
 
今回の私の落ち度の一つは、上記のまとめや自身のTwitter上で何度か述べてますように、もっと明示的・直接的に、「これは絶対ジョークだ」と、広くいろんな方に思わせる内容にするべきだったのにそれを怠った点、と考えます。
 
その手法としては、「【ネタです】」「【誤報】」「#neta」「#Joke」などなどとフッターやハッシュタグなどで明示する書式・形式的方法と、内容をあまりにも過剰に脚色して、「いくらなんでも信じる人がいないであろう・いたとしても圧倒的に少ないだろう」と思えるほど荒唐無稽な内容にする脚色の方法があると思います。
 
今回は、前者の手法は取っておりませんし、後者の手法でも十分だったとは言えません。
なのでこの点から言えば私に非がありますし、責任があります。
そういう訳で、「私にまず責任がある」「俺が第一義的に悪い」と何度か表明し、謝罪し、反省の旨を示したつもりです。

 
 
2.「「鵜呑みにした奴ワロスww」という態度を取っている」について
この点はやや違うんではないかと考えます。
上記のまとめから全文を引用しますと
 
>>
『「無意味なツイート」「不健全なツイート」「良識が疑われるツイート」とかどういう基準で世界規模のサービスのTwitterさんが判定するんだよ、鵜呑みにした奴ワロスww』とか内心では思うが、まぁ明示的直接的にネタ・ジョークとは分からないので自衛するのもあれだろうな
>>
 
です。
 
実際の所、誰でも参加・情報発信できるウェブサービスのTwitter上に投稿された、どこの誰とも知らないような人間のつぶやきを裏もとらずに信用して戦々恐々とするような人間には確かに、内心では「ワロスw」と感じている点は否定できません。
上品に表現しても「なんで鵜呑みにしちゃうのかなぁ。心配だなぁ」というレベルです。

 
そして上記のまとめでは

>>
内心でそのように感じていないと言ったらまぁ嘘になるけど、id明示して言及・反論・返信した訳ではないしなぁ。うーん、それにそんな感じに反論して「自衛」する気はさらさらないからこそ謝罪してる訳だし。本当にワロスと言いたいなら、謝罪リプライの代わりにワロスリプライを飛ばすんじゃない?
<<
 
とも述べています。

また、後日のpostの為、今回のまとめには含まれていませんが、
 
>>
ネタクラスタが「ネタにマジレスカッコ悪い」と自衛するのは個人的な価値観では最も醜い応対だと思うので、はい。
 
http://twitter.com/iTerwtt/status/2179528034091009
<<
>>
「ネタにマジレスカッコ悪い」は、ジョークとか頓知話にひねりもなく真面目にいちゃもん付けるのは粋じゃない、野暮だろ、ユーモアが足りない、と感じる周囲の気配りであって、問題起こした時に当事者がその言葉で自衛するのは醜いかなぁとか、"騒ぎ"すら上手くジョークに昇華させるのが究極だ的な。
…ことは前(※9/18 http://twitter.com/iTerwtt/status/24814743312 )から思ってたなど
 
http://twitter.com/iTerwtt/status/2296629948321792
http://twitter.com/iTerwtt/status/2297105745969152
<<
と考えているのだとは表明させていただきます。
 
つまり私は「ネタにマジレスカッコ悪い」や「いわゆる「嘘を嘘と〜」」などと述べて、"自衛"する気はありません。
この「弁明」でもって、"「自衛」する気"などありません。
ネタクラスタ、ジョークをする人間が「ネタにマジレスカッコ悪い」と自衛するのは個人的な価値観では最も醜い応対です。
 
ただ内心の感情を「ワロス」というやや攻撃的・侮辱的な言葉にして、それを公の場に表明し、(maki138さんが述べてるように)「不安になった人を馬鹿に」してしまった以上、その点では私に問題があるでしょうし、その観点からの批判なら甘受しなければならないとは考えます。

長文失礼しました。

SweetPotatoSweetPotato2010/11/15 21:02crow2008さん、コメントありがとうございます。お返事が遅くなってしまいごめんなさい。

1.については、私が考えていた「今回のcrow2008さんの行為が批判されうる点」と、crow2008さんが考えているその点が同じであることが分かりました。なので、これ以上言いたい事はありません。

2.については、関連するツイートも拝見しましたが、私がcrow2008さんの「態度」を誤解しておりました。私はcrow2008さんの一連のツイートから、crow2008さんが「自衛」(私の解釈では「自身の行為を正当化する発言」)をしていると読み取ってしまいましたが、今回crow2008さんから頂いたコメントからそうではないことが理解できました。この点についてはお詫びいたします。

まとめると、自身の虚偽ツイートにそれが虚偽である旨を含めず、かつ自身のその行為を「ネタにマジレスカッコ悪い」や「いわゆる『嘘を嘘と〜』」などと述べて「自衛」することは醜いことである、というところでしょうか。

最後に、この記事がcrow2008さんの行為を批判する内容でありながら、crow2008さんが記事に対して丁寧なコメントを下さったことに感謝いたします。ありがとうございました。

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